2007-12-01から1ヶ月間の記事一覧

さよならピアノソナタ:杉井光

富士ミスから出てもおかしくないくらいL・O・V・Eな作品。 俺には音楽的な教養はないんだけど、溢れんばかりの青春っぽさは伝わってきた。学生がバンド組んで、ロックを演奏したりするのを青春っていうんだよね? いやこの作品だとクラシックなのか? よーわ…

バカとテストと召喚獣2:井上堅二

秀吉マジかわいい。 …まあ特に語ることもないよなぁ。勢いで一気に読んでノリで思いっきり笑うタイプの作品だし。馬鹿なネタが続くだけだと飽きるだろうけど、今回はいくつか見せ場も用意されてたし。あとは恋愛関係の話がもっと進めばいいんだけどなー。 そ…

学校の階段7:櫂末高彰

選挙戦だけ見ても普通に完成度が高い。やり手の独裁者と勢いだけの若手政治家の戦いみたいな。最初は「生徒会長選挙とか本筋から離れすぎじゃね?」と思ってたけど、ちゃんとマイナー部活としての階段部も絡めてあるし、次第に鋭さを見せる缶バッチもかっこ…

円環少女6 太陽がくだけるとき:長谷敏司

いろんな意味で、とにかく重い。 なんというか、子どもの嫌いな野菜を細切れにして好きなものに混ぜて食べさせるみたいな。やたら重っ苦しいのをライトノベルの軽さでもって何とかバランスをとってる感じ。学生運動やらなんやらが単独メインの話なら、たぶん…

アキカン! 3缶めっ:藍上陸

刊行速度はやくね? 1巻が5月、2巻が7月、3巻が10月、4巻が12月。ほぼ二ヶ月おきか。月に6冊くらいしか出ないSDでこれはすごいよなぁ。別にクオリティが下がってるわけでもないし。壊れなきゃいいけど。 だんだん作者の暗黒面が見えてきた三巻目。馬鹿と鬱の…

ポイポイポイ:桑島由一

難病物の恋愛小説。でも難病なのは主人公(男)。男かよー、みたいな。いやそんなこと思いませんけど。 読む前はけっこう不安だったんだけど(なんてったって表紙が実写だしハードカバー的な一般文芸的なものを目指してるのか?みたいな)、読んでみたらいつ…

ギャルゴ!!!!! 地方都市伝説大全:比嘉智康

これは楽しかった。今回のMFJの新人の中だと二番目に好きかな。 主人公の語り口がお気に入り。突拍子もない展開が続くわりに主人公がわりと冷静なので、こっちも暑苦しくならない。設定構成その他もすっきりしていて、なんというかさらっとした食感。うまい…

魔女ルミカの赤い糸:田口一

なんかエロい話だった、ってのしか覚えてねー。読み終わった直後はいろいろ感想もあったんだけど。 …パラパラと読み返してみる。 留美華は、ツンデレというよりは素直クールだろうか。いや、クールじゃないしな。イメージにいちばん近いのは「素直ヤンデレ」…

魔女の生徒会長:日日日

久しぶりに読んだ日日日作品。わりと勢い任せの鉄拳制裁ラノベ。 ものすごい新境地というほどではないけど、半分くらいは「いつもの日日日」から逸脱していたと思う。自分の中では、日日日は必勝パターンを考えながらラノベを書いてるようなイメージ。今回は…

近況

自堕落な生活が続いています 約二ヶ月間、禁ブログ更新を己に課してみたわけですが おもしろい本を読んでも感想を書けない、というのはつらい 「理由あって冬に出る」の表紙の女の子=伊神さん説を思いつくも、それを書く場所がなくってグズグズしていたら、…