2008-03-01から1ヶ月間の記事一覧

バカとテストと召喚獣3:井上堅二

三巻です。最新刊は四巻だったっけ。遅れてるなぁ。 今回は女子風呂を覗く話。読み返してもそれ以外のエピソードがほとんど見つからないくらい、徹頭徹尾、女子風呂を覗くことに紙幅が費やされている。…ほんとバカだなぁ。 秀吉って単に女顔の美少年ってだけ…

ねくろま4。:平坂読

あまりにも馬鹿すぎて何をどう書いたらいいか…。 初っ端から四天王と八鬼将と三人衆と十二魔将が全滅するし、主人公は暴虐の魔王と化すし、しかもそれが伏線だったりするし、ありとあらゆるキャラが全裸になるし、マシロの秘密をあっさりバラしちゃったりす…

SH@PPLE-しゃっぷる- 1:竹岡葉月

素晴らしい。素晴らしいんだけど女装・男装がまったく生かされてないな。これは単なる女子校潜入物として見るべきか。 双子の入れ替わりトリックが使われていて、連続通り魔事件が起こったりするという、非常にミステリチックなつくり。「なぜ富士ミスで出な…

鋼殻のレギオスVIII ミキシング・ノート:雨木シュウスケ

感想を溜めているのでちゃっちゃと書く。 短編集。各章の合間に、愛人たちについて語るフォンフォンの姿が補完されている。 「クール・イン・ザ・カッフェ」フェリ先輩がメイド喫茶でバイトして同僚からいじめられてでも負けないわたしにはフォンフォンがい…

樹海人魚2:中村九郎

ますます文章が読みやすくなって、むしろ物足りないくらいだった。いよいよ中村九郎も牙を抜かれたか…。と思ったらあとがきはいつもの九郎先生のノリ。あの独特の文体と、普通の文体とを上手く使い分けることができるようになったのなら、それはすごいことだ…

RIGHT×LIGHT2 〜ちいさな占い師と白い部屋で眠る彼女〜:ツカサ

人気のゴシック・コメディー、待望の続刊! どうしてこうも執拗に“コメディ”であることを強調するのか。一巻の「マジカル・コメディ」から「ゴシック・コメディ」へと進化を遂げているのは何故なのか。というかよく考えたら「ゴシック」でもないじゃないか。…

待ってて、藤森くん!4:壱乗寺かるた

完結。さすがの盛り上がり。姉上の嫉妬は最高だし、あの人とあの人は姉弟だし、あの人が実は女でしたとか言い出すし! もうテンション上がりっぱなしですよ! かるたたん最高! 最終的には、まあ、吉乃さんが勝利を収めましたが、これはもうラブコメの王道と…

SHI-NO ―シノ―夢の最果て:上月雨音

ネタ自体は面白かったんだけど、犯人の登場場面がとても少ないので、ややインパクトに欠けるなぁ。もうちょっと犯人の内面を掘り下げてもらいたかった。それに実際に事件を解決したのは氷上さんであって、シノシノたちは氷上さんの取材成果を使っただけなん…

円環少女7 夢のように、夜明けのように

「しあわせの刻印」。今回、唯一シリアスな話。普通のおっさんに秘められた狂気、というか、狂気を秘めたおっさんが普通を演じている、というか、なんか怖いですね。人の親ってのは狂うくらいじゃないとやってられねーのかな、とか思ったり思わなかったり。…

BLOODLINK 雪花:山下卓

ああ、これは既刊を読み直してから読むべきだった。さっぱりわからん。 というわけで特に何も書きません。 カンナ萌え。

デビルズ・ダイス 2の目 悪魔はサイコロと嗤う:いとうのぶき

潤いの足りない『デビルズ・ダイス』唯一の萌えキャラであり新キャラの悠里はなかなかいい性格だな。あとがきにあるとおり、リアリティ重視なら絶対に出てこないタイプなので、絶妙なアクセントになっている。もし彼女がいなければドキッ男だらけの殺戮大会…

シアンとマゼンタ:砂浦俊一

お、おもらし! おもらしだと!! 思わず目を疑ってしまったよ。まさかスカトロネタでくるとは…ラノベはじまったな。 折込チラシに「今回は明るいです。彼も明るくなりました。」って書いてあってワラタ。たしかにこれまではひたすら暗い作風だったからなぁ…

ベン・トー サバの味噌煮290円:アサウラ

銃も百合も出てこないアサウラ作品なんてアサウラ作品じゃない、そんなのサバも味噌も入ってないサバの味噌煮、チーズもカツも入ってないチーズカツカレーみたいなもんじゃないか。…そんなふうに考えていた時期が俺にもありました。 いや、すごく面白かった…

デュラララ!!×4:成田良悟

ひとつの事件を多視点から時系列をバラバラにして描いた短編集チックで番外編っぽい第四巻。成田良悟の最近の作品はやたら重い話ばかりなので、こういう「馬鹿騒ぎ」メインの明るい話は久しぶりな感じ。臨也くんもほとんど出てこなかったし。ていうか、デュ…

輪環の魔導師2 旅の終わりの森:渡瀬草一郎

うおーどいつもこいつも腹黒い。二巻にしてフィノ様に対抗しうる黒幼女を持ってくるとは、まさか最終的には黒ハーレムを構築してしまうつもりなのか。空鐘の重婚ENDを超えるやつを一つよろしくお願いします。 「王家の生き残りの姫が××の町の酒場にいるので…

ゆらゆらと揺れる海の彼方 9:近藤信義

際限なくキャラが増えていくわ、作者の処理能力が不足したかのごとく次々に人が死んでいくわ、巻を重ねるごとに一冊が厚くなっていくわ、それでもいつまで経っても外伝が終わらないわ…。これほどgdgdなのに、どうして徹夜しちゃうくらい面白く読めるんだろう…

旅に出よう、滅びゆく世界の果てまで。:萬屋直人

主人公の少年は作中でも「少年」と呼ばれていて、もう一人の主人公である少女も「少女」と呼ばれている。この作中世界では、発病した人の「名前」や「身体」が徐々に消えていってしまうという不思議現象が発生しているので、少年も少女も自分の名前がわから…

さよならピアノソナタ2:杉井光

いやぁもうほんとにもう神楽坂先輩が素敵すぎて困るなこれは。主人公・ナオを巡る三人の少女の関係が、ますます複雑に絡み合って、共闘のような対立のような、素晴らしい修羅場をつくりだしている。うへへへへ。たのしすぐる。 特に、そう、神楽坂先輩。ギリ…

零崎曲識の人間人間:西尾維新

「ランドセルランドの戦い」。いきなり子荻ちゃんキター! 素晴らしい読者サービスです西尾さん。人識と出夢くんのあまりのラブラブっぷりにはニヤニヤせざるをえないんだけど、でもやっぱり俺は出夢くん×人識くんよりもいーちゃん×出夢くんのカップリングを推…

黄昏色の詠使いIV 踊る世界、イヴの調律:細音啓

id:kim-peaceさんに紹介してもらったこともあるし、どんどん更新してくよー。 というわけで第四巻。 クルーエルさんはさすがにパワーインフレしすぎじゃないでしょうか。どんどん美形になってるし、なんか性格まで超然としだして、一巻の頃とはまるで別人み…

EME RED END W-JACK:瀧川武司

あー、これで終わりなのか。終わってしまうのか。あっさりしすぎだなぁ。「BLACK」や「BLUE」はどうなるんだろう。公式情報とかあるだろうか。 俺は紅の学生生活が好きなので、今回でいえばツチノコさがしのアレが良かった。 W-JACKは、長編向きの題材っぽい…