2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧
ファミ通文庫の新人さん2。空想に支配される病気をテーマにした青春学園恋愛小説。またひとり検索しづらいペンネームの絵師が。あと、ずっとタイトルを「空想パンデミック」だと思ってた。 空想病の患者は定期的に空想に支配される。たとえば「自分を伝説の…
ファミ通文庫の新人さん。精神入れ替わり物な青春学園恋愛小説。 「文研部」に所属する5人の男女の精神が、アトランダムに入れ替わるようになり、それによって次第に露わになる各部員の心の闇を、主人公が解決していくという話。『禁書目録』『化物語』的な…
これの5・6巻は作品に合わせて大晦日に読んだんだけど、もうあれから一ヶ月かよ。群像劇として青春小説としてジュブナイルとして素晴らしい作品。多くの視点・膨らんでいく物語を、破綻せずにまとめあげる手腕は、まさにベテランの面目躍如といった趣き。い…
最近とみに多いオンラインゲーム物。ゲーム内容よりキャラ説明を優先したためか、あるいはテストプレイなので本当に人が少ないのかわからないが、「多人数同時参加」っぽさが出ていないように思う。その点では「SAO」はすごいよなぁ。
話題のファンタジア大賞受賞作品。じっくり煮詰められた濃厚なスープ的。素晴らしく風味豊かだけれど、何度も飲むにはくどいと思う。二作目がどうなるか楽しみだ。
涼宮ハルヒかと思ったら海洋冒険物だったでござるの巻。新人らしいというか何と言うか。ミズキくんは実は女。そんなふうに考えていた時期が俺にもありました。
良作。『GOSICK』『パラケルススの娘』あたりの「気の優しいお坊ちゃん」の系譜を継ぐ主人公に、無口無表情でひたすら主人公に忠誠を尽くすメイドさん、その他にも多くの人が絡んだ、世界一周の旅。カラー口絵でいきなり全裸というあたりがクオリティ高い。
5巻にもなってようやく「主人公の好きな人」が登場するというあたりがこの作品らしい。というわけで広部さん登場。「かつて佐藤がいた世界」の象徴である広部さんの存在が、これまで単なる馬鹿だった佐藤というキャラに深みを与える。佐藤かっこいいよ佐藤。…
ひたすら傑作。オールスターで繰り広げられる怒涛の展開。
ひさびさにトクマEDGE。ヒロインが「負けるくらいなら死んでやる」とか言っちゃうくらいに良質のスポ根。美少女が苛められるのが好きなサディスティックな人は迷わず買うべき。
素晴らしい百合。ストーリー的には前半で終わってあとはひたすらいちゃいちゃ。甘々しい。
意外にあっさり。味方同士で戦うという厳しい状況であるにもかかわらず、どこか深刻さを回避してしまうのは、この作品の長所でもあり、短所でもあるなぁ。
キャラが多くて、それぞれを掘り下げる前にストーリーが始まっちゃってるのが難。
ぷりるん系。後半の疾走感というか落下感が素晴らしい。
学生時代の“わたし”から滲み出る“ぼっち”のオーラがたまらない。“わたし”に共感しまくり。裏表のある女子生徒たちも面白いし、“わたし”とYの友情も青春っぽくて素敵。むしろ人退でやる必要があるのかと思う。別作品で読みたい。
積感想が溜まりすぎでやばいので超簡易感想モード。ごめんなさい。
水着回。ハーレムハーレム。千冬姉さんの水着最高でした。 今回の主役は箒。ようやく専用機、しかも異常な性能を誇る最新鋭機を手に入れ、とうとう我が世の春が来た! ……という感じなのだが、うーむ、束さんという反則級の支援キャラクターがいて、チートと…
スーパー神話大戦第二巻。今回も世界中の神様が盛りだくさん。主人公とフラグが立ちかけたティール(女)があっさり退場したり、ニャルラトテップが「いつもニコニコあなたの隣に這い寄る渾沌」とか言い出したり(レーベル違いますよ)、シヴァがやたらセク…
「耽溺症候群」と呼ばれる、唐突に何かが好きで好きでたまらなくなってしまう病気、が発生する街を舞台に、唯一「耽溺症候群」を治療することができる医術部長・藍坂素敵との出会いが描かれる。というふうに書くと、ちょっと捻ったラブコメのように思われる…
舞台は芸大付属高校。問題児ばかりが集められた学生寮に、生活能力皆無の天才美少女画家がやってきた、という話。このヒロインが実は漫画家を目指していて、主人公はそれを応援することになる。夢に向かって一生懸命な彼女に感化されつつも、自信の無さから…
面白かった。簡単に言えば、幽体離脱能力を宇宙開発に転用しようという話。「ほうかごのロケッティア」などのロケット物が、“ロケット作りの難しさ”を軸に青春を描いているのに対し、こちらは煩わしい科学考証やらをすべて「幽体離脱」のひとことで片付けて…
ジグはもう何か変なフェロモン出してんじゃねぇかってくらい魔性の少年だな。男も女も関係なしに惹き付ける。今回の見所はジグを巡って争うファン・ダルタとザハの三角関係です。最初の頃の無愛想なファン・ダルタを思い返すと、いまのダルタさんはもう変態…
DTM + 百合という、瑞智士記を構成する二大要素が遺憾なく発揮された作品。 歌が大好きな高校生・茜根そなが、電子音楽研究部、通称DTM部に入る話。もちろんDTM部には美少女しかいない。男ってなんですか? 新種の生物ですか? まるで初心者だったそなが、歌…
本編はラスト10ページから始まります。 …というのは冗談にしても、サプライズ気味に載ってた美羽様の短編に俺歓喜。 ヒロインはそのままに主人公を入れ替えて仕切りなおした新シリーズ(注:ヒロインは心葉くんです)。前作は「踏み込みたがらない語り手」と…
たとえるなら、そうだな、唯一のスター選手に頼りきりだった中堅サッカークラブで、その選手が怪我で離脱してしまって、パワーダウンは避けられないと思ったら、ユース上がりの若手選手が思いのほか活躍したりして、むしろスター選手がいないほうがチームと…
いちおう東京都にある孤島の、元の学校で問題を起こした生徒ばかりが集められた高校。中学の頃は電波なアイドルオタクだった主人公が、独裁者・翠さんの下僕として陰に日向にクラスメイトたちを操っていたところ、電波な美少女が転校してきてロケットが欲し…
戦争だー! コメディパートの無邪気な明るさに対して、後半のこの容赦のなさはすごい。学園ラブコメとか考えてない飛ばしっぷり。ベタベタな展開だけれど学生たちの奮闘には胸を打たれる。特にファウストくんにはもっと悪役として活躍してもらいたかったよ。…
飛空士で空戦を堪能し、蒼海ガールズで海戦を堪能する。読者が軽く引いてしまうくらいテンションの高い日常パートと、一転して人が変わったようにシリアスになる戦闘パート、というあたりは似ている印象。…主人公のヘタレ度は段違いだが。 今回は船の修理の…
相変わらずラブコメ分とシリアス分の配合が絶妙で素晴らしい。組織からの依頼で北欧の架空の国へ海外旅行編。なぜかクギちゃんモテモテ。ほんとに何故だ。恭子さん嫉妬しまくり。なんかどんどん可愛くなってませんか。一巻の頃はわりとツンデレっぽい感じだ…
エミット 〜闇に降り立った天才〜。各国への挨拶回りをしていたマヒロ王子がいつのまにやら神殿教団の勢力争いに巻き込まれてギャンブル大会。という話。駆け引き重視の作品なのに意外とこういう正統派のギャンブルはなかったな、そういえば。とても楽しい。…