2010-05-01から1ヶ月間の記事一覧
タイトルどおり、科学者と魔法使いのほのぼのとした交流、そして裏で渦巻く陰謀との対決を描く。自分を慕ってくれるロリ魔法使いか、気の置けない付き合いの巨乳大学生か、究極の選択を迫られる主人公だけど、こいつがまた無表情かつ鈍感だが優しくて頭が良…
前半で描かれる平和なひとときが悲しい。戦争が始まり、これまで闇の中で戦ってきた異能者たちが、ついに表舞台に現れる。無差別な虐殺を行う乾燥者たちに立ち向かう自衛隊という構図は、宇宙人の侵略か、はたまたゴジラの上陸か。映画部の仲間たちはバラバ…
川原礫作品が他のMMORPG物よりも優位に立っているのは、ゲームらしさ、本物のようなバーチャルリアリティの世界の中でも、裏で走っているプログラムを忘れずに描くような、そういう描写の仕方のおかげかなぁとか思ったりする。しかし、だからといってこのチ…
主人公がギャルゲ部に入ってギャルゲを作るという、最近わりと流行しているオタク系クリエイター物。しかし、ギャルゲーをテーマとし、いかにもハーレムラブコメ的なキャラ配置をしておきながら、主人公が明確なフラグをひとつも立てないというのが面白いが…
公孫瓚時代の趙雲を主人公に、神仙を絡めて三国時代を描くという、わりと変則的な三国志もの。でもそれだったら趙雲を主人公じゃなくてもいいんじゃねーの、とは思った。BASARA並にパロってるというほどではなく、歴オタ並に史実準拠にこだわっているわけで…
とらドラという作品は、みんなで騒いだり悩んだりの青春礼賛ではあるんだけど、「でもこいつらもいつか三十路になるんだぜ」という怨念じみたメッセージがセットになっていて、まさに独身(30)が象徴するような、上り坂はきついけど輝いていた、でも下り坂…
この作品に対する個人的な印象は絶叫系アトラクション。たとえば、ジェットコースターとか、単に決まりきったコースを猛スピードで駆け抜けるだけじゃないですか。あれがなんで楽しいかっていうと「宙に浮いてる恐怖」があるからですよね。落っこちるかもし…
南の王国でクィディッチプラネッタという球技をする話。本筋からは逸れた骨休め的なエピソードではあるが、そのぶん各キャラの掘り下げが行われており、作品に深みが出てきたように思う。特にジャンの成長が感じられたのが良かった。というか1巻2巻のジャン…
とても良かった。読み始める前は『イリヤ』や『最終兵器彼女』的なものを想像していたのだが、むしろこれは正統派のロボットアニメだ。アニメじゃないけど。ロボットに乗って戦うのは主人公で、学校に通いながら、軍隊にも所属している。ヒロインは主人公に…
恭子が殺人鬼である/あったことについて、主人公をちゃんと悩ませ、まがりなりにも一つの結論を出させたことが素晴らしい。「人を殺したからどうした?」なんて突き抜けてしまえない、この真面目さは、この作品に派手さが欠ける原因ではあるが、しかし最大の…