2007-09-01から1ヶ月間の記事一覧

量産型はダテじゃない!:柳実冬貴

ロボット! 白衣! ロリ! 貧乳! 天才! ツンデレ! これだけの要素が揃っている時点で傑作は確定じゃないか。 ストーリーは『禁書目録』を思い出すなぁ。理屈とかぜんぶ吹っ飛ばしてご都合主義を貫くあたりが素晴らしい。全体的にベタな感じでスーパーロボ…

地を駆ける虹:七位連一

中二病ファンタジー、という売り文句(?)に期待して読んでみた。全体的に痛々しく、かつ鬱展開なんだけど、どうも中二病という感じじゃないなぁ。中二病というのはね、誰にも邪魔されず自由で、なんというか斜に構えてなきゃあダメなんだ、独り静かに腐っ…

神様ゲーム6 カミハナニヲイダクベキ?:宮崎柊羽

人気絶頂の学園説教ラブコメ。この説教は、もはや一種の様式美と化していると言っても過言ではない。一巻の頃は「なんでこんなに説教くせーんだよ御託はいいからかのう様を出せ」と思っていた俺も、いまではすっかり多加良の青臭さの虜です。ちなみに学園説…

めいたん メイドVS名探偵:樺薫

第一印象、メイド単語帳かと思い、第二印象、リアリティ重視の正統派メイド小説かと思いきや、探偵がメイド産業を駆逐してたり、鬼の副長が鬼のメイド長になってたり、メイドさんたちが百合百合してたり、お坊ちゃんがフォモフォモしてたり、高度に発達した…

ゼロの使い魔 12 妖精たちの休日:ヤマグチノボル

学園ラブコメメインの話。まあいつもどおり。 一巻の頃は劣化ホ○ワーツでしかなかった魔法学院だけど、最近は名前つきの生徒がだいぶ増えて面白くなっている。 覗きをしたにもかかわらず才人を助けるタバサの盲従がちょっと怖い。 惚れ薬のくだり、ルイズの…

戦う司書と虚言者の宴:山形石雄

幕間というか、前の大きな戦いと次の大きな戦いのあいだの、ちょっと毛色の変わった穏やかな話、みたいな。コミカルな描写も多かったし。代行の若年性認知症疑惑とか、ノロティのキャベツの千切りとかワロスw というかミンスの神溺教団は平和すぎるだろこれ。…

疾走する思春期のパラベラム デイドリーム:深見真

さすが深見、同性愛者が多すぎるぜ。なんだか一兎と志甫が作者に愛されてない感じでカワイソス。いや、同性愛者だから作者に愛されている、というもんでもないだろうけど…。というか志甫も最終的にそっちに転ぶんじゃなかろうな。ありそうでこわいんだが。 今回は…

“文学少女”と慟哭の巡礼者:野村美月

心葉くんを巡る三人の女の戦い、の話。琴吹さん涙目。心葉くん罪作りすぎ。 まさに美羽様の独り舞台。不発に終わったまーちゃんの比ではない。煮えたぎるような愛情は心の奥底に、とげとげしい憎悪をむき出しに、あらゆる手段を以て心葉くんを我が者にせんと…

薔薇色にチェリースカ:海原零

前作のフィギュアスケートを華麗なる決闘に、ヒロインとマスコミの対立をヒーローと生徒会の対立に、カナダ人の幽霊を蛇女に、それぞれ置き換えたような。学園異能というよりはそれ以前の学園伝奇的な匂い。わりとオーソドックスな話ながら、決してオーソド…

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序

何を書いても既出なんだろうなぁという気がする。とりあえずTV版は観たことがありません。ブームが最も熱狂的だった頃でもそれらに触れませんでした。ただ、もちろん断片的な設定やストーリーは頭に入っています。関連ゲームもいくつかやったし。まあ、そん…

レジンキャストミルク8:藤原祐

というわけでシリーズ完結。なんだかメインヒロインに思えるくらい蜜っちゃんが可愛かったですな。いや、完膚なきまでに硝子がメインヒロインだったんですがね。そのくらい可愛かったということですよ。ちょうしおらしかったぜ蜜っちゃん。 考えてみればこの…

扉の外 III:土橋真二郎

これまでのゲームは少なからず頭脳戦の要素が含まれていたけれど、今回は単純にFPS風のオンラインゲーム。そのぶんテーマであるディスコミュニケーションの問題が前面に押し出されている感じ。このあたり、語れる人はとことん語りそう。 しかし美鈴さんです…

Another Century’s Episode 3 12B 22 バルドナ・ドライブ停止〜ラスト

なんでおまえがそれに乗っ取るねん、と突っ込みいれたくなるようなラスボス。1は正統派サザビー、2は意表を突いて壁、そして3は色物か…。やっぱ3は全体的に色物が多いよな…。 ストーリーは、ACEにしては頑張ったほうじゃないかと思うけど。ガンダムXのシナリ…

嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん2 善意の指針は悪意:入間人間

まーちゃんはどうしてこんなに影が薄いのだろうか。メインヒロインのはずだし、出番はそこそこあるのに、物語的にはまるで蚊帳の外にいる。そういや、戯言シリーズの玖渚友も、シリーズ途中からどんどん出番が減っていって、一時は闇口さんちの崩子ちゃんに…

Another Century’s Episode 3 12B 真ドラゴン破壊2〜22 バルドナ・ドライブ停止

各機体について書いてみる。 主人公機。フェイってなんとなく斗貴子さんっぽくて良いね。自分がバレルを戦いに巻き込んだと気に病んでいるあたりが。イクスブラウは、基本的に使わないんだけど、高機動仕様のform-Gはけっこう好きかも。あと、ファンネル装備…

C3 -シーキューブ-:水瀬葉月

流行の白背景に銀髪美少女一人という素敵な疑似餌表紙イラストが目を惹く水瀬葉月の新シリーズ。同名のケーキ屋さんってここですか→シーキューブ - C3 - こだわりのティラミス。うおお…マジもろかぶりだ…。 前半はほのぼの萌えラブコメ+バトル。全裸の煎餅泥…

Another Century’s Episode 3 開始〜12B 真ドラゴン破壊2

だらだらと思いついたことを書いていく。 キャラゲーとして成功しているとは言いがたい。ムービーの入りは唐突で、臨場感がなくなってしまう。キャラの会話シーンも、ストーリーを表現するにはぜんぜん足りないが、鬱陶しさを感じるくらいには長い。これら余…

AKUMAで少女:わかつきひかる

文章は上手いとは言えないし、レイプレイプと連呼するあたりは自重してほしいと思ったけれど、ツボはしっかりと抑えられているので満足。「ヒロインを可愛く書くことだったら自信がある」と豪語するだけあって、登場する女の子たちは誰もがエロく可愛らしい…

バカとテストと召喚獣:井上堅二

「ちょく読み」で買って読んで、いまケータイから感想を書いてますよ。これで俺もナウでヤングなケータイ族だぜ。ひゃっほう。 以前にも書いたことだけど、ちょく読みは、単に本文を読むだけなら十分なレベルに達していると思う。ただ、ちょく読みだけに頼る…

狼と香辛料 V:支倉凍砂

ホロがロレンスに離婚届を突きつける話。あまりにも交際が順調すぎて逆に不安になってしまったらしいホロが、倦怠期に突入する前に別れたほうがいいでありんす、とかなんとか。まあバカップル乙という感じ。ニヤニヤ。 三巻に登場した“坊ちゃん商人”アマーテ…

鳥籠荘の今日も眠たい住人たち3:壁井ユカコ

なんか雰囲気変わったか。ややファンタジー色が強めな感じ。鳥籠荘の謎に迫る話だからか。それとも以前からこんなものだったっけな? 鳥籠荘はとの交じりあう場所、らしい。外では大事件となる殺人が“ただのちょっと変わった出来事”になってしまう。とんでも…