2008-11-01から1ヶ月間の記事一覧

乙女革命アヤメの!:志茂文彦

マリみて的な百合百合ラブコメ、と思いきや、わりとTS物に近い。アヤメの言動が完全にTS物の主人公なんだよな。記憶喪失しているとはいえ、ガラスに映った自分の姿に見とれたりとか、女性に免疫がなかったりとか、なんというか雰囲気が非常に男っぽくて。ま…

丸鍋ねこ2 蘭ひょう捜査記録(蹴):七位連一

「丸鍋ねこ2」ってまた直球なシリーズ名だなぁ。 言葉はツンツン、行動はデレデレ、な蘭ひょうさんの話。ひょうかわいいよひょう。そして真のヒロイン影が薄すぎるよ。唯一の見所が表紙絵のグラサン姿だけなんて。まあ別にいいんだけど。ひょうとちいたんさ…

ギャルゴ!!!!!4 地獄天国直通大全:比嘉智康

クライマックス直前、エロ増量ヤンデレ大増量でお送りしております、という感じ。 ひたすらハナさんが可哀想な話。ドン引きレベルの過去が明かされ、好きな相手からは敵意を向けられ、そして拉致監禁されて…。特にギャルゴたちが深夜、ハナさん宅に侵入する…

フレンズ×ナイフ2 死神を包む風:星家なこ

邪気眼美少女と天然ボケ美少女の百合百合異能バトル第二弾。 友人としての優しさ、恋敵としての妬み、仲間としての厳しさ、あかりのそういう複雑な心情が良い。心配してるのにキツい言い方しかできなかったりとか、嫉妬のあまり亜子を叩いちゃうとか、クール…

ねくろま6。:平坂読

この扉絵の気恥ずかしさは異常。次世代の帯パン(表紙イラストのパンチラを帯で隠す手法の略)だな。 異世界に閉じ込められたソリスたち。魔王さまが語る古の真実。クオンの圧倒的なパワー。力の限りを尽くした魔法バトル。面白い。夢中になって読みすすめた…

いつか天魔の黒ウサギ1 900秒の放課後:鏡貴也

学園異能っぽい。電撃から出てもおかしくないのでは。濃厚な中二病スメルが俺を興奮させる。予想するなかで最も厨くさい展開が選択されていく、あるいはその予想さえ凌駕していく感じ。いや、主人公はわりと必死にやってるし、むしろこの手の作品の主人公と…

火の国、風の国物語5 王女勇躍:師走トオル

アレスはあまりにも強い、だがアレスがここまで強いのは、ジェレイドがいみじくも看破したように悪魔が憑いているからであり、つまりアレスは決して高潔な英雄なんかではない、しかしアレスというキャラクターの魅力はそこにある、ズルをしているからこそ、…

とある魔術の禁書目録SS2:鎌池和馬

これまた、感想を書きにくいというか、なんだか思わせぶりな情報の断片を振りまいただけのような感じ。ひとつひとつの話は、短くてテンポのよい掛け合いが中心で、最近流行りの四コマ風? 全体を通して見ると、「原石」と呼ばれる自然発生的超能力者の争奪戦…

ゆらゆらと揺れる海の彼方10:近藤信義

電撃冬の戦記ファンタジー祭り第三弾。いや相変わらず面白かった。不満がないわけでもないというか、粗を探せばきりがないくらいなんだけど、それでも「面白かった」と思える作品。しかし、読んでいるあいだはそうでもなかったけど、読み終わったあとじわじ…

機械じかけの竜と偽りの王子:安彦薫

電撃冬の戦記ファンタジー祭り第二弾。合言葉は「人類皆ロリコン」。絶世の美少女に「兄様」とか呼ばれて主人公が参ってしまうのは仕方ないにしても、いい歳した大貴族たちが揃って「姫様」「姫様」って、どんだけロリコンなんだよこいつら。リュクサリアっ…

烙印の紋章II 陰謀の都を竜は駆ける:杉原智則

電撃冬の戦記ファンタジー祭り第一弾。まっとうに面白い。2chの作者スレで「杉原なのに鬼畜じゃない」って騒がれていて笑った。まあ確かにちょっと毒が欲しいかも。リネア様の所業に慣れてしまったせいか、このくらいだと大人しすぎるように感じる。イネーリ…

死なない男に恋した少女 2.日常のカケラ:空埜一樹

サシデレ2。なにが素晴らしいって、半分以上が主人公とヒロインのらぶらぶした日常に費やされていることだよ。特に狗斗が残酷なまでの鈍感さを発揮して、恭子さんにとことん冷たい仕打ちを行うあたり。こういうお馬鹿な主人公は大好物です。もっと激しく切な…

学校の階段9:櫂末高彰

次期部長選考レースとヒロインたちの戦いinバレンタインが同時並行で襲い掛かかってくる展開。大盛りだなぁ。 あやめ様が素敵すぎる。厳しいところは相変わらずだけど、ちょっとデレ入って優しくなってて、早くも缶バッチの良きパートナーになりつつある。恋…

薔薇色にチェリースカ4:海原零

旧ヒロインのチェリースカや真希、前回登場のアンやミカルも押し退けて、ついにアイスヒルのターン! 女たらしな理事長の犬と、プライドの高いハイネルオー部が、獣が徘徊する地下世界で二人きり。これのポイントは呉越同舟じゃないところだよな。ヒロは別に…

影執事マルクの手違い:手島史詞

暗殺者が暗殺対象に返り討ちされて執事に転身する話。あるいはお嬢様と執事の初々しい交際を見守る話。こういう設定を聞くと、「暗殺者が執事に」というギャップの面白さを押し出していくものかと思うけど、でもマルクくんは元より敬語で、性格は穏やか、家…