2007-05-01から1ヶ月間の記事一覧
これは面白い。俳優を育てる架空の学園都市に、個性的なキャラクターが勢ぞろい。とても賑やかで楽しい作品。『スキップ・ビート!』あたりの話と比べればリアリティには欠けているけども、だからこそ、よりフィクションとして楽しめるようになっている。 一…
とにかく主人公の痛々しさが上滑りしている。「マージナル」という設定自体が中途半端だから、どんなに主人公の異常性を強調しても、それが中途半端に見えてしまう。ネットに集まる異常者たち、というテーマなら『SHI-NO』の方がよっぽど面白いよ。これじゃ…
やべー。すげー面白い。いままでの中村九郎の作品はまず「意味が分からない」のが先に立ってたんだけど、文章がやや常人寄りに修正されて、読みやすく分かりやすく面白くなってる。文章の平凡さとイメージの異常さのバランスは、このくらいがベストではなか…
「あの田中ロミオ」が、こんなタイトルでラノベを出すというから、見渡す限り人類が存在しない荒廃した街で学校の屋上にアンテナを立てて以下略という話なのかと思ったら、予想を裏切り、とてもメルヘンでほのぼのとした話でした。ヒロインと妖精さんの心温…
なんか断片化していて読みにくかったけど。まさに必殺技の応酬かつインフレバトル。でもこれが作者の意図どおりらしい。なんというかすごい話だ。異星人主催のちょっとリアルなRTSだったはずが、もうそんなのそっちのけで地球防衛隊ですよ。戦いの余波のほん…
前回までは、 ニーナさん…フォンフォンの面倒を見てくれる真面目な先輩 フォンフォン…中学でグレちゃったけど高校では更正したい後輩 フェリ…同じく元不良、フォンフォンと一緒に更正を目指す という感じだった。 今回は、 ニーナさん…フォンフォンをたぶら…
周たん最高! 表紙からして最高だよ! 周とクロウリーと佐杏先生と、三角関係ド修羅場ド真ん中な感じで、超楽しいよね。まず周の性格が絶妙だからなぁ。冷めつつ優しく情熱的、みたいな。斜に構えてるかと思えば、情に動かされたり、大胆な行動をとったり。…
ウンコウンコ言い過ぎだろオルガさん…常識的に考えて…。というわけで変態だらけのこの作品に新たな変態が登場。ドMでスカトロ趣味のオルガ・ゼーマンさんです。蝶最高。 既に“神に近き者”グレンのようなインフレの極致が登場しており、このままでは「なんか…
鬼畜な摩理たん大活躍の巻。亜梨子なんか乗っ取ってしまえばよかったのに。そして大助と幸せになってしまえばよかったのに。 ノイルは普通に可愛い気がする。ヘタレと見せかけて有能と見せかけてやっぱりヘタレなあたりツボなんですけど。 エリィってさ、“C”…
超不幸な男の子が天然エロな女の子とイチャつく話。ラブコメラブコメ。ベタな青春イベントをこれでもかこれでもかとベッタベタに使って、なおかつギャグとシリアスを両立させているところが素晴らしい。このバランス感覚はもうゆゆぽ。美少女キャラを敢えて…
一巻の主人公はヘタレで、二巻の主人公はタラシか。 閉鎖空間、極限状況内で、いろんなゲームをやるシリーズ、っぽい。なんだっけ、『LIAR GAME』とか『嘘喰い』みたいな、あそこまでギャンブルギャンブルしてないけど、あんな感じだよなぁ。こういうジャン…
俺は周防ツカサが好きすぎる。出てくるキャラ出てくるキャラみんなツボに嵌る。特にサウラが可愛すぎるよ。きんぱつようじょがぜんぶひらがなでしゃべるんだぞ? とりあえずカラー口絵だけでも見ろ。話はそれからだ。 この人の書く小説って、基本的に「葛藤…
おお、一気に話が進んだ。大活躍するだろうと思った人物があっさり退場。九龍の血統たちの目論見どおりに事は進み、主人公側が劣勢のままで物語は進む。読者の予想を裏切りすぎ。しかしそれでも超絶熱い展開にしてみせる。さすがあざの耕平。 けっこう『九龍…
こうまで思い切りよく幕を引いてくれると逆に清々しくもあり、それにしたってもう少しだけ後日談を書いてくれてもよかったんでないかという残念な気持ちもあり、いやいや中途半端に終わるよりはこれで良かったのかもしれないという思いもあり、そんなシリー…
お、なんか恋愛メインっぽい。今回の井筒くんのポジションは、かなりのストレスが掛かっていて、なかなか美味しい。でもあくまで井筒くんの話だからなぁ。缶バッチ周りの話が展開するのはこれからだろうか。 Wデートなんかで、随分と缶バッチと三島さんが接…
思わず楽しくなってしまうくらい陰鬱な話。『オペラ座の怪人』をベースに繰り広げられる悲劇惨劇愛憎劇。才能を持たざる者の激しい嫉妬が描かれる。このシリーズの最大の魅力はやはりここですよ。修羅場度なら最近のラノベの中でも群を抜いている。修羅場ス…
基本的に「どうして俺はRPGが苦手なんだろう」という観点から感想を書いています。必然的に「そんな文句つけるんだったらプレイするなよ」な内容になっていますので、RPG大好きっ子の人は気をつけてくださいね。
花にまつわる不思議な話を集めた短編集。どの話も作中作で、ヴィクトリカや久城は語り手として登場するのみ。おそらくヴィクトリカの各国民族衣装コスプレを見たいがため、半ば無理やりに『GOSICK』で出したのだろう。グッジョブ桜庭。 中国のお話がいちばん…
2chの山形スレに、ノロティのとろくささを評して「ノロティじゃなくシッカリティやスバヤティだったら良かったのに」と言ったレスがあって、笑ったことがある。『戦う司書』シリーズのマスコットキャラクター、その過激派がハミュッツだとしたら、対極にノロ…