百合主従関係+学園剣術アクション。はやて×ブレード的な。真剣を持った剣士が多数在籍するお嬢様学校が舞台で、「東方守護」とか「四代目茅森楠葉」とか「七代目桐嶋七海」とか、そういう設定を追っているだけでも楽しい。ただ、いかんせんキャラが多すぎる…

二冊まとめて。基本的に『ラノベ部』と同じで短編ペースのあっさり風味。かるーく読めて後味爽快。ただ同じ形態の作品でも、『ラノベ部』はわりと考えて書かれてたけど、『はがない』はのびのびと好き勝手やってるような印象。なんというか、作家には「気の…

まさかの続編という。前作は単体で完結しているから蛇足になる不安もあったけど、読んでみたらとても面白かった。あんなにうざい子だったアマポーラさんが見事に優しく強いお母さんに変身。愛しの夫を待ちながら働く美しい娘は、心無い村人に虐げられ、悪い…

ベースはいかにも富士見テンプレな魔法バトルだけど、鍵開けにしか興味がない変人と絶対に開かない檻に閉じ込められた美少女、というコンビはとても素晴らしい。でもあれだな、一冊でよくまとまっていると思うんだけど、やっぱり決定的にLOVEが足りないと思…

清く正しい西尾風青春ミステリというかこいつは普段は目立たないけど実はすごい奴なんだぜ的ハッタリ感満載の中二病系ライトノベル。面白い面白い。心に闇を抱えたモテモテ主人公に、エキセントリックな美少女探偵。黄金パターンだな。さらには脇を固めるサ…

順調に分厚くなっていってる気がする。戦記物はページ数が増えるなぁ。 王都奪還の話。これまではオルガンドの圧倒的な戦力に押され気味で、せいぜい一矢報いる程度だったリュクサリアだけれど、今回はヴィクトのチートじみた計略が冴え渡る。キャラとして目…

停滞しつつあったアキカン・エレクトを加速させるべく暗躍する男屋、ついに現れる最強のアキカン、悩みを抱えるなじみと、エールの覚悟、そして衝撃のラストへと続く怒涛の展開。一発だけでも破壊力抜群の弾丸を、続けざまに二発三発と撃ち込んできやがる。…

メディアワークス文庫はまだ『[映]アムリタ』とこれしか買っていない。『シアター！』とか買ってみようかなぁ。 どんなに許されない愛でも、近親愛でも同性愛でも、神父に認められさえすれば結婚でき、他に行き場がなければ住んでもいい、という謎の島を舞台…

7巻はアレスと巨像。8巻はアレスヘタレ化。 パンドラ様の大活躍についてはあちらでも書いたけれど。まあ、この展開は冗談抜きでキツいよね。アレスにはもはや敵がいなかったわけだから、こうするしかないってのは予想できるし、7巻とかもう見捨てられフラグ…

なんてはてなダイアラーに優しくない作品名だろう（[]で括ると自動的にカテゴリになっちゃうのだ）。しかも「崎」が変換できない。右上が「大」じゃなくて「立」の「崎」なんだけど。むうう。 というわけでメディアワークス文庫の創刊ラインナップのひとつで…

自分の中の「男」を刀に見立てる、というアイディア一発で突き抜けてしまっている作品。「男」を抜くから女になる、刀が折れると男に戻れなくなる、刀を抜いた状態で女らしい行動をしても男に戻れなくなる。そういうルール。登場人物はみんなビジュアルが美…

別のゲームが舞台だと聞いたときに「じゃあ今回はLv1から頑張る初心者キリトが見られるのか」と思ったんだが。甘かったぜ。本来の意味でチートしやがった。というか、いくらSAOでの経験値を引き継いでいるとは言え、なんか能力値以上に強くなってないか？ ま…

『ハルヒ』以来のスニーカー小説大賞《大賞》受賞作。たしかに良作だけれど、大賞に相応しい圧倒的な力を感じるかというと、それほどでもない、という感じ。まあ『ハルヒ』にだって大賞の貫禄みたいなものはなかったわけで、そういう意味ではここからどう成…

SIX復活編。ロシュやルヴィーなんかより実力的には劣るんだろうけど、物語的に重要なキャラをあっさり殺しちゃいそうなのが怖いよなぁ。強くないくせに取り返しのつかないことばかりする破滅型。そういう奴っていちばん危険だよね。ところでJMA的にはSIX × …

富士見は巻数がわからないシリーズ名をつけるのをマジでやめるべき。いつのまにか5巻目。今回は短編集。 「瑠璃猫の求める羽衣は」。マルクとカナメが買い物デートする話。この話だけ読めばどう考えてもカナメさんがヒロインなわけですが。というかカナメさ…

サクサク進むなー。ストーリーに大きな進展はなかったけれど、核心に迫る説明が多かった。今回は、神様的存在が現れて、榮一や神楽の秘密が明かされて、という感じ。 人間側の代表である雪姫と、人間ではない榮一と神楽、そして彼女たちを見守るシラクモヒメ…

世界のあちこちへ飛んで、その地の偉い人と交渉して、帝国の人たちとじゃれあって、少しだけ謎が明かされて…というフォーマットが確立されているから、感想が前巻と似たり寄ったりになっちゃう。難しいな。 今回の舞台は、世界最強の男「ハオウ」と世界最強…

相変わらずハーレムハーレムなメカっ娘バトルラブコメ第二弾。ハーレムを明確に志向している作品というのはいくつかあるけれど、その中でもスペシャルにハーレムってるなぁと思う。一夏の魔力は感情や性別をたやすく捻じ曲げる。憎んでいたはずなのにいつの…

女だらけの艦にやってきた男の子、って蒼海ガールズと被ってるな！ というのは冗談だけど、露出度高い女性の群れに囲まれて慌てふためく主人公を眺めて楽しむのは同じ。今回は海軍の新兵器に乗ってテストしているうちに敵に遭遇して戦ったり恋敵と遭遇して闘…

素晴らしい。『ヒミツのテックガール』がサンデー系ならこちらはマガジン系というめちゃ主観的印象。エリート女子高生4人組による百合ありドッグファイトあり人工知能との交流ありのライトSF系青春小説。あと眼鏡ね、眼鏡。 日常に倦んだ天才たちが集まって…

なんか急にラブ度が上がった気がするぜ。2巻は「40歳のノスタルジー的青春」だったけど今回は「リアルで青春の真っ只中なう！」な感じだなぁ。電波女はどこへ行った。リュウシさんがマコちゃんに擦り寄ってるのには驚かないが、前川さんがヒロインらしいとこ…

順調にラブが増えてますな。空気だった幼馴染の葵さんがようやく出張ってきて、主人公を懸けて智花たちロリ勢力とバスケ対決。ただまあ、相手が小学生という時点で葵さんは「物分かりのいいおにーさんおねーさん」にならざるを得ないところが、残念と言えば…

窮地→敗北→絶望→復活→修行→強化の王道な展開。で、まさかこんな引きとはなぁ。 超ネタバレになるけど、苦労して新しい能力を手に入れたのに同じ能力を相手も持っていた、ってかなり絶望的な状況だよな。カリン塔か地獄昇柱かというような苛酷な修行を成し遂…

素晴らしい短編集。本編ファン感涙の出来。これぞ正しいファンディスク、みたいな。こうやってきっちり後日談を書いてくれるのって良いなぁ。 『"sonate pour deux"』。ナオくんも立派に仕事してますという話。いろいろな意味でやることやってやがりますね。…

少女が出会ったのはシャチのようでシャチではない怪物・グラボラス。肉を抉り骨を削って己の姿かたちを変える異形。やがて怪物は人間になりすまして少女に忍び寄る。時を同じくして起こる連続殺傷事件はヤツの仕業なのか！？ 戦慄のバイオホラー！！ …みたい…

まさかの前後編だったでござるの巻。っていうかツァラトゥストラよりラプンツェルに注力するのだろうか。 今回は遊園地を舞台に、危険なアトラクションを命懸けでクリアすることを目指す話。「管理されたゲーム」だったこれまでとは違って、今回のものには主…

幼馴染の呪縛から解放され、男装美少女へと飛躍する三上延が贈る、学園ファンタジーの第二巻。 前半のクリスの猛攻勢が超やべーと思ってたら後半になって姫さまが意地の大反撃。だがしかし、そんなヒロインたちの魅力を帳消しにしてむしろ下回る、この主人公…

ついに居留区を脱出した学と葉桜。愛する二人は手に手を取り合って長い逃避行を続ける。だが、急激なヤンデレ化が進んでいた葉桜に、とうとう限界が訪れる。「学を傷つけるものは全て殺す！」。愛ゆえに暴走する葉桜。彼女こそが我儘な心を持ちながら激しい…

タイムループ（クロノ）と性転換（セクス）の複合（コンプレックス）。ファンタジー学園物をベースに、性転換の素晴らしさと、女子グループの対立の陰湿さと、タイムループの面白さを盛り込んだ、なかなか欲張りな作品。 主人公の三村くんは、謎の手紙をもら…

ようやく新刊補充できたような雰囲気です。 手始めに、ここ三ヶ月ほどの電撃の既刊をまとめ買いしたので、そのあたりを。 ついでに、 『マリア様がみてる 卒業前小景』今野緒雪 『灼熱のエスクード4』貴子潤一郎 『欠落フェチシズム』日野イズム 『スタンド…