DEAR 少女がくれた木曜日:新井輝

おもしろい。設定自体はやっぱありきたりだけど、キャラクターの心情描写をだいぶ重視してるし。ていうかミステリ部分はたいして期待してないし。けど、ミステリにこだわりすぎて、テーマが拡散してる気がしないでもない。ここからミステリ要素を抜いて恋愛に特化したのがROOM No.1301なのか、違うのか、どうなのか(どうなんだろう?)。いまんとこROOMのほうが好きだな。
まぁ、まだ一巻なんで各キャラクターの掘り下げが進んでないし。もしかしたら二巻以降、ドロドロの愛憎劇が繰り広げられてそのたびに主人公が白黒の空間に…ってことも十分あり得る。うん、あり得るはずだ。続き買ってこよ。でも、新井輝の作品ってあんまり書店で見たことないな。どこか、でっかい本屋に行くか。せっかく大阪に帰ってきてるんだしな。