隣のドッペルさん:砂浦俊一

よくできていておもしろかったけど、それ以上に特筆すべき点もない。伝奇ホラーってやつだと思うけど、なんかちょっと古くさい印象があったのは気のせいかどうなのか。例えれば「ザンヤルマの剣士」に雰囲気が似てる。話は全然違うけど。話は「空の境界」っぽいけど、雰囲気は違う。はっ! これが伝奇と新伝奇の違いというやつなのか!? まぁ、そんな戯言は置いといて。作者はコミティア出身の方だそうで。つっても知らないけど。そもそもコミティアって、同人誌即売会? 違うのか? 教えて、キーワード! …なるほど、オリジナル限定の同人誌即売会か。勉強になった。で、その同人誌(サイコさんがどうのこうの?)の方が数段面白いらしい。つまりドッペルさんでは実力の数分の一しか出せなかったということなのか。そうなのか。というわけで、次回作(ドッペルさん2?)に多大なる期待を。ドッペルさんって語感は好きだけど、これがシリーズタイトルということは次巻もドッペルさんが登場するってことなのかな? すごいと思ったのは、これの大半をケータイで書いたってことですか。だって、「斑木ク(くさかんむりの下に「免」を書いてその横に点を打つ)」と書いて「ふずく」と読むなんて変換できないっしょ。このパソコンでも変換できないし。ほんとすげぇ。
作者HP行ってきた。サイコさんのあらすじを読んだ。あきらかにサイコさんの方が面白そうだ。ちょっと、っていうか、かなり読みたい。でも、「電波的な彼女」とネタちょっと被ってるよね。SDで発行は難しそうだ。白痴の自閉症少女ってあたりですでに無理そうだが。今気付いたんだけど、帯の「生まれも育ちもスーパーダッシュ!」って大嘘だよね。これに関してはSDのHPでフォローがあった気がするけど。