朝からの

ハイテンションがまだそれなりに持続中なので、続いている間に書いておく。今日の大学の講義では、入学以来初めて、大学から何かを学んだ気分になった。というのも、「六根清浄」の話を聞いたからだ。感動した。これほどすっきりと悩みが解消されるとは。宗教関連の授業も捨てたものじゃない、と痛感した。
つまり、これである。↓
http://d.hatena.ne.jp/mizunotori/20050109
前回わかったことは、「どっこい→どすこい」の流れである、ということだけ。だが、今回に限ってはそれで十分だ。
今日、仏教学の先生はこう言った。「『どっこいしょ』の語源は『六根清浄』だよ」。

ろっこん‐しょうじょう〔ロクコンシヤウジヤウ〕【六根清浄】
仏語。六根から生じる迷いを断って、清らかな身になること。また、霊山に登るときや寒参りなどの際に、六根の不浄を清めるために唱える語。六根浄。

OK。パズルのピースは揃った。あとは知恵の泉によって再構成するだけだ。
六根清浄(ろっこんしょうじょう)→六根浄(ろっこんじょう)→どっこいしょ→どっこい→どすこい
完璧である。この流れ。見事に「どすこい」の語源であることを示している。ああ、先生ありがとう。
俺は仏教に詳しくないのでここから先は想像だが、

霊山に登るときや寒参りなどの際に、六根の不浄を清めるために唱える語。

というあたりから、修行僧とかそのあたりが、山登ってる最中に絶え間なく「六根清浄、六根清浄」と唱えるのだと思われる。しかし、これは長くて言いにくい。カバディよりも言いにくい。というわけで、それを略して「六根浄」。これで言いやすくなった。「六根浄、六根浄」と唱えて山を登る。しかし、次第に息切れも激しくなってくる。険しいところもあるに違いない。大きな岩とか。その岩を一息で踏み越えるとき、人々はこう言ったのだろう。「ろ(ど)っ、こん(い)、じ(し)ょ…」と。「どっこいしょ」の誕生である。これがさらに略されて「どっこい」。転じて「どすこい」。…すばらしい。検索ワード「どすこい 語源」でここに飛んできた何人かの人たちも、これでゆっくりと眠れるようになるだろう。仏教系大学万歳!、である。