青春時計:森橋ビンゴ/川上亮/緋野莉月
「三月、七日」の森橋ビンゴ、「僕らA.I.」の川上亮、そして18歳の美少女*1で新人の緋野莉月、その三人の共著となっている。
三人の登場人物のそれぞれの視点から一つのドラマが描かれるという形式。各章ごとに作家が替わり、と同時に主役となるキャラも切り替わる。それでも、全体の雰囲気は統一されているし、違和感なく読み進めることができる。素晴らしい。
切ないわけでもなく悲しいわけでもなく、かといって無条件に楽しいわけでもなく、なんというか「青春」としか言いようがない物語。身悶えしつつ一気に読むのが正しいんだろう、きっと。
つーかさー、後ろの方まで読むほどに、聖司くんがかわいそうになってきますよ。彼が一番健気なのに、一番蚊帳の外に置かれているという。あと松橋さん萌え。
*1:かどうかは知らんが