紅:片山憲太郎

イブだから、なんとなく赤いものが良いかなって思いました。コカ・コーラの宣伝戦略に踊らされてますね。まあ、いいんです。だってイブだし。
というわけで、『紅』です。
電波的な彼女』もたいがい荒唐無稽な設定ですが、この『紅』は後期の《戯言》シリーズを想起させるような荒唐無稽な話。これで『電波』のストーリーとわずかながらリンクしてるんだから、なんとも不思議な感じ。『電波』ではDVの権化たる紅香が、『紅』ではいい人に思えるのが不思議。堕花とも斬島とも円堂とも仲良しのジュウ君は、実はいーちゃん並に凄い人物なのかと思うと不思議。そんな不思議。
幼馴染でクールでツンデレ眼鏡っ娘とか、お嬢様で高飛車でツンデレのロリとか好きなら、非常にオススメですよ。ロリっ娘が二人も出てきますよ。幼馴染が二人も出てきますよ。エロいお姉さんも出てきますよ。ヤクザも出てきますよ。無敵の未成年様も出てきますよ。幼児大量誘拐犯も出てきますよ。真性ペドフィリアも出てきますよ。素敵ですね。
クリスマスに相応しいかといえば正直カケラほどもクリスマスに合ってないと思うんですが、まあ美しいラブストーリーだから合ってると言えば合ってるのかも。お相手は小学生ですが。兎にも角にも面白かったことは確かです。ありがとうございました。