パラケルススの娘 3 仮面舞踏会の夜:五代ゆう

主人公と3人のヒロインが織り成すラブコメ…じゃないけれど。ツンデレだった王女様がなんとなく素直クール風味になってきてるので、「妹」「ツンデレ」「素直クール」の三大属性対決になっているのかもしれません。肝心の「パラケルススの娘」がその中には入らないのが悲しい。影、薄くなってませんか。
今回はどっちかというと妹キャラ・和音が主役。ところどころ垣間見せる健気さが素敵。それをことごとく踏みにじる主人公はもっと素敵。そのうち包丁か鋸か持ち出しますよ、この娘。
メインである「吸血鬼」の話もしっかりと描かれていて満足。さすがベテラン。次巻は過去話で、今回の吸血鬼についてさらに描くというから、それにも期待しつつ。
早く修羅場を!