薔薇のマリア V.SEASIDE BLOODEDGE:十文字青

別の小説かと思った。いや、登場人物は共通してないし、別の小説と言ってもよかろう。マフィアっぽい人とカルト教団っぽい人の抗争。それと、売春街の人たちの生活。
マフィアたちの馬鹿っぷりは「バッカーノ!」ぽくて良いなぁ。兄ちゃんたちかっこいいよ。海パン一丁で敵を屠っていく兄ちゃんとかかっこよすぎるよ。
それと、赤線地区の子供たちだな。なんかルカ→エウレカ、リク→レントン、ジョルジュ→モーリスみたいなイメージが。全然似てないんだけどな。読んでいてけっこう重いというか、こういうの上手いな、十文字青は。
視点がくるくる変わって、文章量も多いし、展開もころころ変わるし、非常に読み応えのある内容でしたな。次巻ではマリアたちが出張って来るんだろうけど、血塗れ聖堂騎士団は微妙に弱そうだ。どうなることやら。アジアンも出るのか?