夏期限定トロピカルパフェ事件:米澤穂信

なにかが始まろうとして、ようやく始まったところで終わり。この巻だけではなんとも言えない。じれったい。
小佐内さんのキャラクターがなんだか揺れている。一点の曇りもない"狼"でいてほしいんだけど、無理なのかなぁ。
「シャルロットだけはぼくのもの」が一番好きだな。小鳩くんが情動を抑えきれず、ついに小佐内さんに手を出す…じゃない、小佐内さんのシャルロットに手を出すのが、またなんとも言えず良い。途中から知恵比べに没頭していくのもまたむべなるかな。
「秋期限定モンブラン事件」は、発売されるときは「秋期限定マロングラッセ事件」に改題されてると思う! はやく出して!