さよなら、いもうと。:新井輝

新井輝の本領発揮。普通に妹が生き返って、普通にまた死んでいく話。どんなに異常な事態も「そんなものなのかな」で済ませてしまうようなところが、まさしく新井輝。なんだろうなぁ。ストーリーが起伏に乏しいっていうか、高度100mの平坦な道をゆっくり歩いてる感じなんだよな。そんなところが好き。
俺はあんまり妹萌えの人じゃないんだけど、そっちの人からみたらどうなんだろうな。まともな妹萌え小説じゃないんだけど、だったらまともな妹萌え小説ってなんだよ、って話になるよなぁ。ツンツンの頃の妹を見てみたかった気もする。あと、テツマルは実は女なんじゃないかと期待してたんだけど、肩透かしされちゃったな。残念。