ヒドラ―HYDRA― 1:吉田茄矢

雪に閉ざされた山間部の町、ミステリアスな二人の少女。周囲から隔絶された閉鎖空間の中で繰り広げられる緊迫したサスペンス――! 言っちゃいます。S・キングやD・クーンツを超えちゃった(かもしれない)って! 7月8月連続刊行です!

編集部にここまで言わせた作品ですが、俺ってばキングもクーンツも読んだことがないんだよなぁ。残念。
アラタとハナは、そこはかとなく初々しさが感じられる関係なのが良い。これも読んだことがないのだが、なんとなく、高河ゆんの作品ってこんな感じかなぁ、とか思ったりもした。本当になんとなく。あ、別にホモが出てくるという意味ではない。
閉ざされた村、少々仲の悪い兄弟、そこにやってきた姉妹、そして謎の奇病…という話なんだけど、奇病の部分がどうにも「謎の奇病です」で済まされそうで。そこになにかの真相が隠されているんなら面白いとおもうんだけど…。そういう点で、サスペンスの方向では期待できないかな、と。
なので、アラタとハナの関係に期待したいわけなのですが。
っていうか、思いっきり「TO BE CONTINUED」だからなぁ。続きが気になる。