学校の階段 4:櫂末高彰

体育祭。そして天才ラインメーカーの反乱。
三枝の日記がまた絶妙な効果をもたらす。読者は、子どもの頃の三枝から現在の彼の心情を推測してしまうわけだが、まず最初に「鬱屈した小学生」を見せられることで、上手い具合にミスリードさせられてしまう。しかしラスト、本編のクライマックスとともに、日記の方でも彼の本心が明かされ、そして大団円と。素晴らしい。
次は井筒くんあたりの恋愛絡みの話になるかなー。そろそろ缶バッチの周りでも修羅場があってほしいなー。