2010-01-30から1日間の記事一覧

15x24 link one 〜 link six:新城カズマ

これの5・6巻は作品に合わせて大晦日に読んだんだけど、もうあれから一ヶ月かよ。群像劇として青春小説としてジュブナイルとして素晴らしい作品。多くの視点・膨らんでいく物語を、破綻せずにまとめあげる手腕は、まさにベテランの面目躍如といった趣き。い…

ダブルアクセス:樋口司

最近とみに多いオンラインゲーム物。ゲーム内容よりキャラ説明を優先したためか、あるいはテストプレイなので本当に人が少ないのかわからないが、「多人数同時参加」っぽさが出ていないように思う。その点では「SAO」はすごいよなぁ。

神様のいない日曜日:入江君人

話題のファンタジア大賞受賞作品。じっくり煮詰められた濃厚なスープ的。素晴らしく風味豊かだけれど、何度も飲むにはくどいと思う。二作目がどうなるか楽しみだ。

夏海紗音と不思議な世界1:直江ヒロト

涼宮ハルヒかと思ったら海洋冒険物だったでござるの巻。新人らしいというか何と言うか。ミズキくんは実は女。そんなふうに考えていた時期が俺にもありました。

一天四海のマーガレット 80日間世界一周:北沢大輔

良作。『GOSICK』『パラケルススの娘』あたりの「気の優しいお坊ちゃん」の系譜を継ぐ主人公に、無口無表情でひたすら主人公に忠誠を尽くすメイドさん、その他にも多くの人が絡んだ、世界一周の旅。カラー口絵でいきなり全裸というあたりがクオリティ高い。

ベン・トー5 北海道炭火焼秋鮭弁当285円:アサウラ

5巻にもなってようやく「主人公の好きな人」が登場するというあたりがこの作品らしい。というわけで広部さん登場。「かつて佐藤がいた世界」の象徴である広部さんの存在が、これまで単なる馬鹿だった佐藤というキャラに深みを与える。佐藤かっこいいよ佐藤。…

戦う司書と世界の力:山形石雄

ひたすら傑作。オールスターで繰り広げられる怒涛の展開。

レーシング・ガールズ:色川地球王

ひさびさにトクマEDGE。ヒロインが「負けるくらいなら死んでやる」とか言っちゃうくらいに良質のスポ根。美少女が苛められるのが好きなサディスティックな人は迷わず買うべき。

384,403km あなたを月にさらったら:向坂氷緒

素晴らしい百合。ストーリー的には前半で終わってあとはひたすらいちゃいちゃ。甘々しい。

影執事マルクの覚醒:手島史詞

意外にあっさり。味方同士で戦うという厳しい状況であるにもかかわらず、どこか深刻さを回避してしまうのは、この作品の長所でもあり、短所でもあるなぁ。

ノブレス・オブリージュ2〜成瀬春水の艱難〜:小松遊木

キャラが多くて、それぞれを掘り下げる前にストーリーが始まっちゃってるのが難。

ヴァンパイアノイズム:十文字青

ぷりるん系。後半の疾走感というか落下感が素晴らしい。

人類は衰退しました5:田中ロミオ

学生時代の“わたし”から滲み出る“ぼっち”のオーラがたまらない。“わたし”に共感しまくり。裏表のある女子生徒たちも面白いし、“わたし”とYの友情も青春っぽくて素敵。むしろ人退でやる必要があるのかと思う。別作品で読みたい。

積感想が溜まりすぎでやばいので超簡易感想モード。ごめんなさい。