攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX 虚夢回路 著:藤咲淳一

読了。ボケはしません、しませんよ!
脚本家の方だそうで、ならば文章については指摘しません。
ストーリー。電脳不適応、夢屋、記憶屋など、こういうアイディアは好きです。攻殻は世界が作り込まれているので、電脳がどうたら義体がどうたら話しているだけでもストーリーになる。前も書きましたが、俺は攻殻の世界、特に電脳に憧れているので、こういう世界観を掘り下げていくような話は大歓迎ですね。
ただ、実際に電脳が開発されるか、義体が開発されるか、というのは微妙だと思います。俺は電脳にも義体にも憧れますが、それは自分の身体をいじくっても平気だからで、普通の人は人体改造に対して強い抵抗を覚えるのではないかと。「イノセンス」の最後に出てきた少女がそうですね。だから、「電脳なしでは生活ができない」というような世界は存在し得ない。
たぶん、電脳的なもの、義体的なものは、体の内部ではなく外部に設置される。例えば、ヘッドマウンテッドディスプレイ、エグゾスケルトン、パワードスーツのような。まずは脳の仕組みの解明が必要なわけですが、「いつか記憶がデータベース化されればいいなぁ」と思いつつ、妄想終了。
これ、アニメ化して欲しいなぁ。