描きかけのラブレター:ヤマグチノボル

いいですねキュンキュンしますね胸が。かなり良作。「ゼロの使い魔」といい、ヤマグチノボルのキャラ作りは本当に上手い。円さんは素晴らしい。もう切なくてたまりません。こういうの久々に読んだなぁ。恋愛小説だったり、美術が絡んでいたり、富士ミスだったり、そういうところは「ROOM NO.1301」と似通っているんだけど、雰囲気は全然違うのがおもしろい。むこうは主人公からしてどこか現実から乖離しているけど、こちらはなんかとても現実感。あ、美少女が冴えない男に〜、という非現実は考慮外で。作品内でかなり時間が進行するタイプだからなのかな。ともあれ、これはヒット。とても良い余韻。