スカイ・クロラ:森博嗣

おもしろい。森作品の中では、「すべてがFになる」レベル…ほどではないか、もう半ランク下くらい。♭。
ボーイ・ミーツ・ガールではないけど、それに近いものはある。草薙水素(といわれると当然、少佐を思い出すわけだけど、狙ってるんだろうか?)は二十代後半らしいから、ガールじゃないわなぁ。「子供」「キルドレ」というキーワードと、全体的にどことなくセカイ系なのが、そう思わせる理由かな。
なんか森作品を読むと、脳が哲学的になるというか、フィロソファイズ(すげぇ単語)されるんだけど、この作品はよりその傾向が強かった。読みおわったあと、少しぼおっとしてしまう感じ。たぶん、ストーリーやシナリオよりも、キャラクターに重点が置かれているせいだろうと思う。森博嗣の作るキャラは独特だからなぁ。
ナバテアはまた明日。読む暇がなければ、週明けにでも。