伝説の勇者の伝説 8 行方知らずの恩知らず:鏡貴也

おもしろい。といっても、ラストスパートに向けての助走段階みたいな話でした。伏線をまとめて、状況を整理して、これまでの流れをわかりやすく。なんというかよくできた総集編ですね。ただ、ライナの心中が大きく変わるのが、やはり見所でしょうか。ライナの眼に関して何か知っている素振りを見せるシオンさんとレファルさんの出方も気になりますね。レファルさんとか、はるばるローランドまで乗り込んできそう。
まあいいや。
嵐の前の静けさといった感じで、これから「何か」あるのがビシバシ伝わってきます。十巻で終わりなんですかね? 見事な仕上がりを見せてくれることでしょう。かなり期待。