電波的な彼女 幸福ゲーム:片山憲太郎

ニヤニヤが止まらない。相変わらず良い鬱展開を書く。相変わらずのグロい展開もあったりして、非常におもしろい。
雪姫も円も光も、それぞれがちょうどよい割合で活躍していて、構成上手いなぁと思う次第。光かわいいよ光。発売前から話題だった光のキスシーンですが、少々唐突な気がしないでもない。ただ、それが後々まで生かされるのが素晴らしい。見事なリサイクル。
超人と奇人に囲まれて、相対的にヘタレるジュウ。ところどころ見せ場作るんだけどなぁ、いつも詰めが甘かったり、殺されかけたり。そんなところが魅力なんだろうけど。
一・二・三巻と、巻を重ねるごとに面白くなってきているので、次にも期待。おそらく、一巻に一度の頻度で雨の素顔を晒す戦略とみた。出し惜しみせず、出し過ぎもせず、って感じか。
最期に。白石香里に幸あれ。彼女、けっこう好きなんだけどなぁ。