機動戦士ガンダムSЕЕD DЕSΤΙΝΥ

久々に種死みた。最終回直前。実質一ヶ月近く観てなかったわけだけど、話の内容はすぐ把握。さすが種クオリティ。
やっぱりシンが最高すぎます。発狂寸前になりながら必死に『神(=キラ御一行様)』を倒そうとする姿。世界を動かす連中に振り回される可哀想な少年の役回り。妹もステラも失い、精神的な支えはもはやルナマリアのみ。ああ、憐れ。これで『支え』がなくなったら…うはぁ、ゾクゾクしますね。最終回ではたぶん精神崩壊するでしょうね、カミーユみたいに。とことん最高です。
キラも相変わらず怖気立つほど偽善者ぶってて、典型的主人公を絶妙に演じていましたね。『主人公』の象徴であるキラがいるからこそ、それに対抗するシンが映える。見事な対立構造です。脇役が必死の思いで這い上がっても、主人公はそれをあっさりと蹴落としてしまう。『物語』のそういった暗部を、種死は少々メタ的に表現してるわけですね。
言っておきますけど、皮肉じゃないっすよ? ま、監督も脚本も狙ってやってるわけじゃない、偶然の産物でしょうけどね。