初恋マジカルブリッツ 絶対言わない、愛してる!:あすか正太

第三巻。ここまでが当初の構想における第一巻だというのだから驚きです。壮大すぎるぜ。どれくらい続くんだろう、十巻くらいは続いてしまうのかな。
毎回、どれだけ暴走してくれるかが楽しみだったんですが、今回は本番がありませんでした。一巻二巻は半ば無理やりな展開でヤっちまってるだけに、今回のシチュエーションでヤらない意味が分かりません。
そういうエロ描写が狙いすぎに見えないのは、心理描写がかなり丁寧にされているからかな。ユージェニーとか可愛い。鼓太郎に傾いていく様子がじっくりと描かれているから、自然と応援したくなってくる。鈴蘭もイイ性格していて良い。
あと、霧崎が出てきたときは小躍りしたんですが、なんかすぐにフェードアウトしていきました。残念です。彼女が主役の話を見たい。切に見たい。
ストーリー的には今がクライマックスみたいな感じですが、これはまだ『第一のクライマックス』らしいです。今後はどうなるのでしょう。
鼓太郎はヴィーゴを退けたが、そこに新たな敵・ユリアンが現れ、その背後には『法皇庁』という巨大な組織があって、戦いは三つ巴になって、その一方で鼓太郎は霧崎と急接近――みたいな展開でしょうか。楽しみです。