彩雲国物語 漆黒の月の宴:雪乃紗衣

しばらく後になるかな、と思ったら、今日、妹が全巻買い揃えてきたので、なんだか前言撤回。
ぶっちゃけこのシリーズに対しては、「面白いけど絶賛するほどでもない」とか思ってたんだけど、ごめんなさい、あまりにも浅薄かつ蒙昧な短慮だったよ。これは凄かった。軽くも重くも浅くもなく、ただただ凄い。あの男の凄絶な最期から、劉輝が「孤独に死を迎える」ところを想像するまでの流れなんて、本当にやばいね。でも、魔物っぽいのが死に際にやってくるのは何の伏線? これで復活したら嫌展だけど。
ともあれ、こんなん書けるんなら、もっと早くに書けよな!