想刻のペンデュラム III:鳥生浩司

超絶面白かったです。身悶えしながらページをめくりましたよ。
とりあえず前巻の感想を読んでもらえばわかるように、
http://d.hatena.ne.jp/mizunotori/20060109/1136805773
俺は菜摘絢に思いっきり肩入れして読んでますので、そのつもりで。
あと、今回もネタバレしまくりですので。


今回はですね、その絢が主役だったわけです。
修学旅行。絢の様子がおかしいことが描かれます。主人公の洸はそれを心配し、夜中に一対一で向かい合い、なんとか事情を聞きだす。…かなりいい感じですよね。そして絢と一緒に夜の巡回に出かける。夜明け頃帰ってきて、幼馴染に「絢とどこへ行っていたのよ」と問い詰められる。もうこの時点で俺の脳内はキタキタキタキター!!!!!ですよ。フラグ立ちまくってるじゃん。あー堪んねぇ。
とか思ってたら、ライバルが登場するわけです。なんか変な美少年が出てくるわけです。そしてそいつが絢に告白するわけです。そして絢も揺れるわけです。「うわ、そっちいっちゃだめだろ絢!」とか俺は内心で思ってるんですが、それでもこの時点では俺は主人公の優位を疑わなかったんですよ。
ところが、あろうことか洸はその美少年を応援し始めるんですね。もうね、ハァ!?ですよ。おまえなに自分が立てたフラグをベキベキにへし折ってんだ!? いーちゃんとか上条当麻なら確実にものにしてるだろうが!!
しかし、俺はまだ信じていました。美少年みたいなのはゲストキャラなので、きっと最後には死ぬだろうと。いや、物語とはいえ人が死ぬのを願うのもどうかと思うのですが、とにかく最後には死ぬだろうと。それならまだ挽回はできるだろうと。
ところがね。
……はぁ。
失望しました。


という感じで、すっげー楽しかったです。