2006-05-26 月の盾:岩田洋季 小説感想 前半は時間が飛び飛びでいまいち気分が乗らないんだけど、後になるにしたがって凄みを増してくる。周囲のプレッシャーと、それによってヒロインから滲み出てくる天才の狂気。サスペンス風の展開と合わさって、まさに鳥肌もの。母親の日記から明かされる「クローゼットの悪魔」のあたりはゾクゾクしながら読みました。いや、評判にたがわぬ一作でしたよ。 あと美咲は暁にツンデレ。間違いないね。だって、そうやって読んだほうが面白いもん。