ある日、爆弾がおちてきて:古橋秀之

ようやく読めたよ。どうしようサブブログの方で話題になったんでサブブログの方に書こうか。まあいいや。どっちにも書こう。
非常に出来のいい秀作といった印象。もっとはっちゃけるイメージがあったんだけど、むしろ地に足が着いている。あとがきにあった「通行人が滑って転ぶ瞬間を集めた映像」というのがすごく分かる気がする。


ある日、爆弾がおちてきて。オチが微妙。辰美さんかわいそう。
『おおきくなあれ』。ありきたりな話だけど失禁ネタ。
『恋する死者の夜』。余韻がとても良い。
『トトカミじゃ』。神様かわえーなぁ。もうちょっと蒲田君とコミュニケーションしてあげても良かったんでねーのかな。
『出席番号0番』。日渡の性別が明かされてない*1のが最高。しかも横恋慕気味なのがもうたまらん。
『三時間目のまどか』乙一の『Calling You』思い出した。二人の関係が良い。
『むかし、爆弾がおちてきて』。こういうのには弱い。


総合すると、
出席番号0番>むかし、爆弾がおちてきて>三時間目のまどか>恋する死者の夜>トトカミじゃ>おおきくなあれ>ある日、爆弾がおちてきて
という感じ。

*1:よね? いや、明かされてても脳内変換するからいいんだが