時をかける少女

とても面白かったです。原田知世?とかそういう世代じゃないから小ネタは拾えなかったけど*1、単体として見ても最高でした。
ってかね、キャラがすげーくるくる動くの。特に真琴の表情が豊かで、必死に走ったり、大口開けたり、泣いたり、すごく良かった。見ているだけで楽しい。
ストーリーはめちゃくちゃバランスがとれてた。適切な位置に適切なエピソードが挿入されてる感じ。テンポが良かった。時間移動に関しても必要最低限の説明で済ませて、それでも分かりやすかったし。ただ、消火器で暴れた人と、最後で影が薄かった功介、二人のアフターフォローはしてもらいたかった。…アフターフォローあったっけ?
コミカルなシーンとシリアスなシーンの落差は素晴らしかったな。タイムリープを使って何度も同じことを繰り返したりとか、よくできたコントみたいだった。天丼って言うんだっけ。シリアス面では真琴が功介を助けようと走って転んで傷だらけになるあたりが特に好き。あそこから千昭との別れに至るまではぶっ通しでクライマックスだよなぁ。
まあそんな感じで、非常に良く出来た映画でした。最前列だったから目が疲れたけど。

*1:魔女のおばさんが元ヒロインとか知って驚いたり