サインをつかめ！：長谷川昌史

純文学じゃないぃぃぃ。
ｾｯｸﾙがないぃぃぃ。
こんなの長谷川ﾀﾝじゃなぃぃぃ。
…いや嘘です。普通に面白かったです。もっと斜め下のオチとか、鬱々とした展開とかを予想していたんですが、良い意味で裏切られました。さわやかな青春が繰り広げられています。視点がころころと切り替わる複雑な構成にも拘らず、わりとすっきりとしていて読みやすいし。
計画が上手くいきすぎってのはどうでもいいとして、コオロギちゃんのキャラが掴みにくかったかな。やたら冷徹に物事を進めておきながら、最後の最後に人工呼吸のために顔の向きを変えたりするギャップが。頭良いのか間抜けなのか。うーん、頭はいいけど倫理観が欠如した無邪気な子って感じ。
ネリムは打ち切りなのかなぁ。完結してもらいたいけど。