戦う司書と追想の魔女:山形石雄

ものすごい勢いでハミュッツに萌えていく第五巻。まさかここまで代行に萌える日がこようとは。
今回の話は単純。逃げるは武装司書・ヴォルケン=マクマーニ、そしてベンド=ルガーの残滓・オリビア=リットレット、追うは最強の武装司書・ハミュッツ=メセタ。決して強くはない。特別な存在というわけでもない。なのにハミュッツがどれだけ礫弾を撃ち込んでも死なない。それがベンド=ルガー。

「すごいわ、ベンド=ルガー。あなたはわたしを恐怖させた」

代行の目にも恐怖。
若かりし頃のハミュッツが描かれていたりして眼福。野うさぎに手を振る代行の無邪気さよ。
役割としては完全に悪役だけど、やっぱり代行がヒロインなんだよねぇ。代行の真意、代行の弱さが明かされるたびに物語は進む。
…それでさ、作品とはまったく関係のないことなんだけど。帰省にあたって本を何冊か鞄に詰めたんだけどね、その帰省した日というのが、ちょうど大雨の日だったんだよね。もう言わずもがなだけどさ、濡れちゃったんだよね。思いきり濡れちゃったんだよ。この『戦う司書追想の魔女』なんてバリバリでシワシワ。他にもお気に入りのラノベを十冊ほど*1入れてたんで、もうね。濡れ濡れなんだよね。ぶっちゃけ泣きそうなんだよね。買いなおそうかなぁと思ってるくらいなんだけど。でもそんなお金持ちじゃないんだよね、俺は。どうしよう。どうにもならんよ。

*1:晦日にランキングを書く都合で