ぼくと魔女式アポカリプス2 Cradle Elves Type:水瀬葉月

待って待って待って待った「魔女式」の第二巻。ほぼ一年ぶりですよ。
もう期待通り、いや期待以上に、ツボにはまりすぎる。全身にある708個の経絡秘孔をひとつひとつ貫かれた。悶え死ぬ。
今回の主役はなんと言ってもエルフ様ですよ。完全にネタバレになるんで言及しないけど、もう素敵すぎたよ。少なくとも今回だけは、メインヒロインはレンテンシアだった。
今回の敵役である“蘭乱爛崎寝々”という狂った名前の狂人も、とてもいい味を出していた。彼女にまつわる描写には、すっかり混乱させられてしまった。作者の手のひらの上で盆踊り。
今回不満があるとすれば「女体化」があまり活用されていなかったこと、なんですが。しかし、そこはほら、今回は「2巻」ですから。「2巻」があるということは「3巻」もあるということ。今回は描かれなくても、まだ次があるさ、という余裕。いやぁ、余裕があるということは素晴らしいですね。
というわけで3巻を楽しみに待っていよう。