マリア様がみてる クリスクロス:今野緒雪

感想を書く前に言っておくッ! おれは今野の小説をほんのちょっぴりだが体験した。い…いや…体験したというよりはまったく理解を超えていたのだが…。あ…ありのまま、いま起こった事を書くぜ! 『普通に続いていると思ってページをめくったら終わっていた』。な…何を言ってるのかわからねーと思うが、おれも何を読んだのかわからなかった…。頭がどうにかなりそうだった…。お預けだとかレイニー止めだとか、そんなチャチなもんじゃあ断じてねえ。もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…。
祐巳の超人化はあるものの、まあこんなところか、という感じ。肝心の紅薔薇よりもその周囲が面白いわけだけど。特に乃梨子なんて、おまえ誰の妹だよってくらいに祐巳瞳子の世話を焼いておいて、ちゃんと志摩子さんとのラブラブも忘れない良キャラになってますね。
折り返しの既刊一覧を見ると感慨深いものが。『チャオ・ソレッラ!』がアナウンスされたときには既に「今回は旅行だからその次まで祐巳の妹問題はお預けか」みたいなことが言われてましたよね。あれからもう九冊ですよ。なんというかもう…。