扉の外:土橋真二郎

閉鎖空間内で戦略シュミレーションゲームしてバトルロワイヤル!みたいな話。主人公が完全にヒモ状態で、しかもヒロインたちのキャラも立っていて、修羅場スキーにはお勧めできるかもしれない。というか俺はめちゃくちゃ楽しんだ。和泉と亜美の対決、それに典子が良すぎる。ヘタレまくりの主人公も、殺伐とした閉鎖空間の中で良いスパイスになってる。
ただ、全体的に中二病的哲学が漂っているのがビミョンな感じだし、なにより終わり方がイマイチすぎて。おいおいそこで終わるのかよ、みたいな。他のクラスとかどうなったんだよ放り投げすぎだろ、っていう。続きもの前提で書いてるとか、…にしても続けにくい作品なんだよな。わからん。終わり方を除けば非常に好みの作品だったです。