赤朽葉家の伝説:桜庭一樹

女三代鉄鋼会社繁盛記?
現代日本版『ブルースカイ』みたいな感じだった。第一部の神話のような雰囲気から、第三部の俗っぽい感じまで、ものすごい落差を感じさせるあたり、いつもの桜庭っぽいなぁ、と。そういうところ好きです。
三人のヒロインの中で誰が好きかというとどうも微妙で、まあ毛毬さんかなぁ。漫画家になった後の非人間性がとても良い。よいけども、萌えるとかそういうのとは全く別で、このあたりライトノベルじゃないなぁという感じがする。や、誰もライトノベルなんて言ってねぇよ。
“空を飛ぶ男”が途中から存在感なくしたのが気になっていたんだけど、最後にようやく出番があってよかった。