吸血の季節:砂浦俊一

主人公とメインヒロインが表面上はあまりベタベタしないのが良い。終わり方もさわやか。それでいて初々しい恋心や、レズや吸血の背徳感、さらに修羅場も織り込んでくれる。鏡花さんは依存でヤンデレ気味で良いです。
ただ、もう一つ突き抜けたところがなかった。要素だけ見れば過激なんだけどなぁ。なんでだろ。ところどころ戦闘シーンが挟まれてるからかな。
会話文が妙に中村九郎チック。ぎこちないというか繋がってないというか。前からこんなんだったっけ。