Q.E.D. 27:加藤元浩

「鏡像」。ゾクっとするシーンがあった。誰もいないはずの部屋に誰かが潜んでいるって怖いよね。暗闇だったりすると余計に。
「立証責任」。裁判員制度を題材にしているということで、「自分だったらどう考えるか」ということを考えながら読んだんだけど、よく考えればそれはミステリの本来の楽しみ方なわけで、普段はあまり推理せずにミステリを読む自分としては、こういう「考えさせる」仕掛けがあると読みやすいかもしれない、と思った。日本の裁判員制度って多数決なのか。