疾走する思春期のパラベラム デイドリーム:深見真

さすが深見、同性愛者が多すぎるぜ。なんだか一兎と志甫が作者に愛されてない感じでカワイソス。いや、同性愛者だから作者に愛されている、というもんでもないだろうけど…。というか志甫も最終的にそっちに転ぶんじゃなかろうな。ありそうでこわいんだが。
今回はちょっとあっさり風味の展開の速さ。世界設定の説明が多め。別種の異能者集団同士が対立していて、さらにそれを監視する異能者集団もいるってんだから、なんか異能者の大バーゲンセールみたいな。デシケーターやウォッチメンについては分かってないことが多いから、風呂敷を広げようと思ったらいくらでも広げられるなぁ。でも一兎や志甫の復讐対象はもう死んじゃったし…主役コンビがさらに空気になりそうな予感。
戦闘に心理学の要素を取り入れているのは面白いんだけど、そのせいか「トラウマや悩みを力技で解決している」というふうに感じる。いや、それは別にいいんだけど、しかし主人公が悩みに悩み悶えに悶えている姿をもっと読みたいぜ。
睦美さん萌え。