戦う司書と虚言者の宴:山形石雄

幕間というか、前の大きな戦いと次の大きな戦いのあいだの、ちょっと毛色の変わった穏やかな話、みたいな。コミカルな描写も多かったし。代行の若年性認知症疑惑とか、ノロティのキャベツの千切りとかワロスw
というかミンスの神溺教団は平和すぎるだろこれ。悪の武装司書は世界を救ったあと賑やかにパーティ、善なる神溺教団は24時間テレビも裸足で逃げ出す「頑張る人を応援します」キャンペーンを絶賛実施中。いやぁ素敵。なんか世界はこのままでいいような気もしてくる。
今回の事件も、ハミュッツのやる気があからさまにないので、事件の進行にすら気づけないんじゃないかと思ってたら、マットアラストが出てきてあっというまに穏便に解決しちゃった。かっこよす。いままで気づかなかったんだが、実は武装司書って優秀だったんだなぁ。とりあえずユーリが死ななくてよかった。
ハミュッツは、殺されることを望んでいるだけあって、一緒に戦う仲間より、むしろ戦った相手に感情移入しているのが良いな。オリビアのことも素直に認めてるし。これまでの戦いを振り返っているハミュッツは、なんか過去の恋人を思い出しているような感じで可愛らしい。
さて、次の敵はボンボっぽいんだけどなぁ。どうなるか楽しみだ。