つきこい:山科千晶

二話構成になってて、前半は変な女性に一目惚れした青年の話、後半は変な少年に一目惚れした少女の話。
どっちかというと前半の方が好きかなぁ。超常要素がなくて、普通のラブストーリーっぽい感じ。主人公がヒロインに運命的な恋をして、でもヒロインは別の男に運命的な恋をしてる。一方通行の恋愛というかさ。そういうのいいよなぁ。なんというか、報われない感じが。まあストーリーとしては報われても報われなくてもどっちでもいいんだけど、その過程が楽しい。
そういえばこれも音楽絡みの話だな。『さよならピアノソナタ』ほどメインに据えられてるわけじゃないけど。音楽は青春のかおりですな。