死図眼のイタカ:杉井光

「呪われた旧家の血筋」的な伝奇風の設定に、現代異能的邪気眼をミックスしたような作品。次々と人が死んでいく凄惨さ、閉鎖的な町のじめじめした感じがよく出ているだけに、終わり方が大人しすぎるような気がしないでもない。『火目の巫女』よりはさすがにしっかりと作られているけど、やっぱりニートやピアノのほうが好きだな。
俺は藤咲よりはイタカ派。あと母様のエロさは異常。四人姉妹たちは個性を発揮する前に次々と殺されていくので可哀想だと思う暇もない。もう母様だけいればいいよ。母様最高。<< >>のイラストは可愛らしいおっさんにしか見えない。
これはたぶん一冊完結かな。もし続きが出るとしても完全に別物になりそうだ。