藤堂家はカミガカリ2:高遠豹介

なんか山のなかに埋もれてそのまま忘れていたのをふとしたことで発掘した。危なかった。もしかしたら永遠に埋もれてたかもしれん。積読ならぬ埋読。
で、読んだ。一巻と同じような感じで、ノリが良く、コミカルで、軽くて、楽しい。ただ、文章のテンポというか、リズムというか、あまりよくないと思う。シリアスなシーンまでも妙にあっさりしている。コメディに徹してくれたほうがいいな、というのが正直な感想。
神一郎と春菜の、兄妹のような恋人のような関係は、すごく楽しい。そこに美琴と周慈の師弟関係が絡んで、ちょい修羅場っぽくなったりして。それほどラブラブはしていないけど、家族愛ですよー泣けますよー的な演出が控えめで、そういう雰囲気が好きだ。
それにしてもこの終わり方はひどいw 最後の数ページが抜けてるのかと思った。