無限のセンカ 1:六塚光

死んだ幼馴染の同一存在たちが並行世界から大量にやってきて主人公を巡って殺しあう話。「同じ人間だから全員が主人公に好意を持っててもおかしくないんだぜ」と理屈でハーレム物を肯定するというコンセプトらしい。うん、そういう強引さは好きだ。でも結局、どの“センカ”も別人みたいに外見や性格が違っていて、同一存在の意味があまりないように感じる。とはいえ本当に全員を同じ外見・性格にしてもつまらないだろうし。わりと扱いづらい設定なんじゃないかなぁ。
ちょいネタバレになるけど。同一存在で性別が違う令と令名の関係は、広く見れば性転換物と言えなくもないかもしれない。いやきっと言える。メインヒロインはカラミィなのかと思っていたらそういうわけでもなさそうだし、むしろ令名が目立ちまくりの活躍しまくりだったし、なので真のヒロインは令名っつーことで。つか触手エロすぎだろ。シスコンだし。萌えす。