ベン・トー3 国産うなぎ弁当300円:アサウラ

心に傷を負った双子姉妹が変態との交流を通してリハビリする話。おバカな姉とクールな妹。良いコンビだ。
著莪との絡みがエロすぎるなぁ。なんの気恥ずかしさもなく一緒の布団に入って、肌を重ねて、脚を絡ませたりして。彼らにとってはそれが自然になっている。すごいナチュラルエロ。これまで目立ってなかった槍水先輩がついに反撃に転じたのも見所。主人公のお見舞いに来て優しい姿を見せてくれ、それで風邪をもらって今度はしおれた姿も見せてくれるという黄金コンボ。オルトロス相手に完全な敗北を喫したのも、これまで完璧さが先に立っていた槍水先輩がそのイメージを壊しにかかった感があり、いよいよ著莪vs槍水先輩の舞台が整いつつある。その他の参戦候補といえばあせびや二階堂あたりか。今回登場した沢桔梗も“変態さん”を憎からず思っていそうだし。修羅場が期待できそうだな。
それとやっぱ地味に弁当の描写がすごい。というか、惣菜のサラダや掻き揚げ、どん兵衛チキンラーメンでさえ、極上の料理へと変えてしまうその技量。おなかが減ってたまらん。ますますグルメ小説の色が濃くなってきている気がするぜ。本筋の弁当争奪戦とあわせてこちらにも期待だな。
最後に。ヘラクレス棍棒がかわいそすぎるんですが、せめて石岡くんくらいの扱いになりませんか?