アカイロ/ロマンス3 薄闇さやかに、箱庭の:藤原祐

これは“つうれん”がどんどん悲惨なことになっていくのを見守る作品ですか? これまでの仕打ちを考えるとロボ形態というのもあながち冗談とは言えないかもしれない。現代兵器の集合体と化した“つうれん”を“かみらの枝”で操って「最強合体、つうれんロボ!」とか。……かわいそうに。
今回は性悪眼鏡に義姉ができる話。前回は義妹が、前々回は許婚ができる話だったことを考えると、なんだか性悪眼鏡に殺意が湧いてきますね。そんな状況を反映してか許婚の方も妙に嫉妬深くなってきているし。賢くて、誇り高くて、健気で、一途な枯葉を見ていると、どうしても「性悪眼鏡が棗に靡けば枯葉はどんな顔をするかなぁ」などと妄想してしまう。棗さんは早く恋敵としての本性を現すべきだと思います。