時載りリンネ!5 明日のスケッチ:清野静

安定して面白いなぁ。いちおう、新進気鋭の芸術家を狙う悪い魔法使いたちに、時砕き・ゲーデルリンネが挑む!というあたりのあらすじはあるけど。今回は、ハルナさんの指導による時砕きの修行と、おじいちゃんの帰還による物語の進展がメインかな。特に修行のほうは、少年漫画的な要素も含みつつ、宿題に追われる夏休みの小学生のようなほのぼのとした雰囲気があり、なかなか楽しい。とはいえ、一巻のときに比べれば、リンネもかなりパワーアップしているけれど、それでも魔法バトルに傾かないところには好感が持てる。駄菓子とかの「昔から変わらない美味しさ・安さ」的な。これからも変わらず続けてもらいたいなぁ。でもあんまり売れてなさそうなところが気になる。