ROOM No.1301 #11 彼女はファンタスティック!:新井輝

とうとう最終巻。冴子の死を乗り越え、狭霧の誘惑も振り切って、千夜子を選んだ健ちゃんに拍手。一巻の頃の健ちゃんなら確実に狭霧をキープしつつ、千夜子には「それがいけないことなんでしょうか」とか言って浮気を認めさせてたぜ。健ちゃんも立派に成長したんだなぁ、大人になったんだなぁ、と感動しきりだった。最後の最後で、みんなと――特にホタルと――健ちゃんが再会したのにも、感慨深いものがあった。大人になってみれば子供のころの失敗や苦悩なんて笑い話だよね的な大団円。心の底から良かったと思える、最高の終わり方だった。
…と、思っていたら、後日談で全てをひっくり返す超絶ニヤニヤ展開が! まったくそれでこそ健ちゃんだぜ!